大阪府出身。有限会社天竺所属
幼少時叔父の影響ではじめて楽器に触れることから音楽に関わり始める。
その音楽的潜在能力の高さはローカルなミュージックシーンで話題を集め、
高校在学中にしてプロのベーシストとして、そのキャリアをスタートさせ、
関西圏所狭しと活躍の場を広げる。

１９歳のとき新しい音色を追求する過程から思い立ち、キーボードに転向
満を持して当時のバンド仲間とともに上京、六本木、赤坂、新宿といった名だたるライブハウスやクラブで快進撃を続け高評価を得る。
同時に米軍基地での活動を続け、後にファンからキーボーダーの世界的第一人者　ニッキー・ホプキンスにちなんでニック・ホプキンスと名付けられる。

１９７４年、キーボーダーの欠員の出たバンド「ヴィーナス（当時ビーナス）」のメンバーとして誘われ参加する。結果的にこれが人生を変える。

１９８１年、カネボウ化粧品CMソング「キッスは目にして」でヴィーナスが大ブレイクする。TVやコンサート等で分刻みの殺人的スケジュールをこなす。
このときの芸名は先にファンに名付けられた「ニック・ホプキンス」であり、親を大いに困惑させる。

１９８３年よりヴィーナス解散を機にニック・ホプキンスからニック下平に改名する。
同時に作曲家・アレンジャー・音楽プロデューサーとしてのキャリアをスタートさせ、多くのアイドルやミュージシャンに楽曲を提供し、またプロデュースを行う一方で、CMソングなどの作曲も行い「ナトリの珍味」等の名曲を数多く生み出す。

さらにバンドマンとしても精力的に活動。伊藤咲子やコニーあるいは広野ゆき等のバックミュージシャンとして、また「M-BAND」のキーボーダーとして、さらには「ジャイアント吉田&ドンキーズ」などのバンドにも参加する。

近年では映像制作会社にて、ノンリニア映像編集やBGM作曲を行うなど。さらに活躍の場を広げている。